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【岩上安身トークカフェ2nd】

都内某所にて岩上安身トークカフェに参加してきました。
フリージャーナリストの岩上安身さんのトークをサポーター30名程度が堪能しました。
タイトルは、政権交代から9ヶ月〜Twitterと市民メディアの可能性について
でしたが、タイミング的に総理交代の話題から始まりました。
私の理解の範囲で抜粋してみます。


・鳩山総理は普天間問題では頑張ったんではないか?自民党時代の元の案に戻ったのは関連5閣僚の共同責任。官僚は何もしなかった。
元に戻ってしまったのはアメリカ・官僚・マスコミのせいなのに、鳩山総理一人が悪いという形で辞任となったのは疑問が残る。


・菅新首相と樽床国対委員長(?)との民主党代表選挙の意味は・・・
表面的には小沢派・反小沢派に割れた結果であって、菅内閣は官僚主導に近付くのではないか。
別の見方・・・
党としての参院選対策のため、小沢派を排除したという「形」を作った。
樽床氏は突然の代表立候補という印象であり、小沢派が対立する統一候補を立てたというわけではなく形式的な感じが否めない。しかしながら、樽床氏は小沢派の自主投票とはいえある程度の票を集めたので、表面的に菅首相は小沢派が担いだわけではないという形になった。この結果、菅代表が務める民主党に対して、マスコミは小沢主導ではないかという批判は出来なくなった。
当面、参院選に勝つことが民主党政権安定のためには必要で、9月の代表選挙で何が起きるかは現時点で不透明。
蛇足・・・(小沢氏のこと)
・反小沢・脱小沢など固有名詞に「反」「脱」とか付くのはおかしい。本来、もっと大きな概念に付く言葉であり、小沢氏の影響力の大きさがうかがえる。
・小沢氏は西松事件以来1年以上掛けて検察が捜査したが、起訴すべき証拠は何も出てこなかったクリーンな政治家と言えるのでは?
完璧な白を証明できないのは我々市民も含め誰でも同じこと。推定無罪の原則で考えるべき。


ツイッターの効果
今年の2月に週刊朝日の検察批判記事に対し検察から編集長に出頭命令が出たが、ツイッターによる拡散で検察に対する市民の抗議電話が殺到し、検察の態度が急変し出頭しなくても良くなった。
一般市民への浸透は大きな効果となっている。官房機密費の問題でも皆さんで新聞等に抗議してください。それが変化を生む可能性がある。
またRTは情報の繋ぎ手になっており、多くの人の意見や情報を知る機会が増えていく。
一人一人のタイムラインはそれぞれ異なり唯一のものとなっている。掲示板は同じ情報を参加者が共有しているが、ツイッターでは情報の取捨選択(フォロー有無)に既に個々の判断が入っている。


・マスメディアについて
新聞・TV・出版は装置産業でありコストがかかるため、寡占状態でないと維持できないという構造的な問題があった。人件費の高騰もすぐには変えることが出来ず、業界全体が縮小していく恐れがあるのでは。既に販売部数・視聴率は低下しており、報道内容の異常さ(小沢批判等)は少しでも売り上げを伸ばしたいという意向の表れでもある。


・情報について
マスメディアは情報の均質化を主張するが、もともと情報は不完全なもの。
編集する権利が自分たち(マスコミ)だけにあるという考えが間違い。多くの情報をできるだけ開示して、受け手が判断するような報道が理想的では?完全な情報というものは存在しない。
全ての人にいろいろな可能性があり、報道も情報の受け手を尊重する姿勢が必要。

孫崎氏のウズベキスタン大使時代の話は目から鱗でした。

サポーターのなかにはIPADを持参している人が数名いて、いろいろと見せてもらって私も欲しくなりました。

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