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10月7〜8日にかけて北アルプス五竜岳へ行ってきました。百名山にも入っています。
もともと唐松岳へ行く予定だったのですが、K氏と二人だけになってしまったためちょっとハードな五竜岳に変更(ついでにテント泊に変更。少し楽しみ)
五竜は「五竜・とおみスキー場」の五竜です。隣は八方スキー場です。
ゴンドラ・リフトを乗り継いで、小遠見山を目指します。この辺まではトレッキングコースになっていて人大杉。そこから中遠見・大遠見を経て西遠見へ。天気も快晴で紅葉が素晴らしく、道中から五竜岳ほか鹿島槍・白馬鑓などが見えるので飽きません。西遠見からは登山者のみになりますが、ここからがきつい。山小屋は見えているのですが、白岳を越えないと着かない。小さいピークをいくつも越えていき、最後の方は鎖のついている岩場になりました。途中、急いで下っている人がいて何故か聞くと低気圧の関係で明日は雪の恐れがあり、冬山装備が無ければ今日下りたほうが良いとのこと。しかしここまで来て頂上に行かないのは諦めきれないし、なんといっても現在の快晴を目の前にしてにわかには信じがたいし、これから下りたらゴンドラに間に合わないので夜中になってしまう、などと頭の中で言い訳しながら前に進みました。
やっと宿に着いて手続きを済ませテントを張ります。私にとっては何もかも初めてのことで新鮮です。絶対にテントを手放すな!支柱は決して引っ張らない!などとK氏の教えを乞います。
そして五竜岳を目指します。ここまで来ても結構遠いです。しかも岩場続きですれ違えないような場所もあり、空身で1時間掛かりました。頂上では裏に隠れていた立山・剣山が顔を出しました。最高の景観です。が疲労もピークを迎えビールが恋しくなった体が下山を要求します。下りてきてテント前で乾杯!キムチ鍋を頂きます。しかし日も暮れかけ吹きっさらしでの食事は非常に寒い。そこで私は焼酎のお湯割を思いつきました。これもまた良い。最後におじやを食べて早いけど寝ます。寒さの中シュラフに体を突っ込んでうとうと。風がうるさくて眠れません。8時ころ寒さと尿意で起きてみると満天の星空!すげ〜、天の川を久々に見ましたヨ。すばらしい〜、この分なら明日はご来光を拝めるかも?なんて期待を膨らませつつ横になります。うるさいのは相変わらずで浅い眠りですが、外でパラパラ音がします。雨が降ってきました。時刻は12時。さっきまで星空だったのに〜。ここはK氏の判断でなるべく早いうちに来た道を引き返すことに。3時ころ起きて朝食・テントの撤収(雨の中、つれえ)。ヘッドランプで下山を始めます。手が冷たてエ。これが雪だったら大変なことです。私のヘッドランプは暗いのでK氏が取り替えてくれます。雨で眼鏡も邪魔になり私は足元しか見えません。どこをどう進めばいいのかわかりません。白岳を越えると寒さは落ち着いて来ましたが(ふ〜)、今度は雨の中岩場を鎖伝いに下りていきます。登りよりも時間がかかりました。やっと白々と明けてきましたが雨は降り続き、道が川になっています。靴には水が入りまくって小学生が長靴で遊んでいる状態(グジュグジュ)です。やっとの思いでゴンドラまで降りてきました。良かった〜!
帰りは上山田温泉でじっくり暖まりました。